聞いてみる

学生の質問、社会人の質問

聞いてみる、ということは意外と大事だったりします。

学生まで、テストでは試験監督と相談して解答を作る、という行為はダメでした。普通に不正です。

だから、お客さんに何を望んでいるか聞くのは良くない、と考える真面目な若者もいるようです。僕もそう思っていました。

でも、これは間違いでした。


床屋の店主に教えてもらったこと

ある時、20年来お世話になっている床屋の店主に教えてもらいました。

「キミは物事を狭く捉え過ぎだ。幅を持っているべき事柄を、キミは1つに決めつけてしまうから気を付けた方がいい。学者としては十分だけど、経営者としてはまだまだだ」

「もう少し色々な立場があることを知って、勉強した方がいい。答えを持っているのは(君の場合は)年上のお客さんだ。」

つまり、床屋の店主曰く、年上のお客さんに聞いてみろ、と言うのです。


教えてもらう

それから、僕はお客さんに聞いてみることにしました。


まずは仕事後にアンケートを取ることにしました。「すごく若い会社で、僕は今21歳なんですけど、どうか仕事のヒントを教えてくれませんか」と前置きして聞いてみました。

・なんで僕に頼んでくれたんですか
・どんな課題を感じていたんですか
・他社と比べて劣っている点はありますか

などと聞いてみました。お客さんに書かせると迷惑だと思ったので、対面で取材みたいに聞いてみました。すると、喜んで私の仕事を劇的に改善するアイデアを教えてくれます


調子に乗って、商談でも聞くことにしました。

・なんで連絡してくれたんですか
・どこに課題感があるのですか
・最高の提案がしたいです。何円でどこまで出来るかお伝えしたいです。予算感を教えてもらえますか。

とくに、システム系の見積りの場合、お客さんは自分が分からないことを良いことに足元を見られたくないので、予算を教えてくれない場合が多いのです。しかし聞き方を工夫することで、予算や競合の会社(サービス)まで教えてくれることに気付きました。


もっと調子に乗った僕は、お客さんに仕事のコツも聞いてみました。toBビジネスをしていることもあり、お客さんは大体40-50歳のベテラン経営者です。

・40代で上手く行った秘訣はなんですか
・創業当時どんなことに苦労したか教えてください
・最初から売上が立ったのですか
・僕たち若者がベテランに勝つにはどうしたら良いですか
・今こういうことで困ってて、どうしたら良いですか

すると、仕事の秘訣を教えてくれるどころか、仕事を紹介してくれて、次のチャンスまで与えてくれるではありませんか


こうなると、どんどん仕事は上手く行くし、さらに成長できます。自分が成長すると、もっとレベルの高いお客さんからアドバイスを受けることが出来ます。

初めてtoBビジネスを選んで良かったと思いました。何せお客さんがお金をくれる上に、仕事のアドバイスまで教えてくれるのです。

もっと早く「聞いてみることの効果」を知っていれば良かったと思いました。

聞くことは悪ではありません。「聞くことは若者の特権」とはよく言いますが、これが武器だということを初めて実感した瞬間でした。


頼んでみる

さらに、教えてもらうことに味をしめた僕は、ダメもとで頼んでみることにしました。

・秘伝の書があると聞けば、「学生なんですけど、同じようなところで悩んでます。1部譲ってくれませんか。」

・最新技術があると聞けば、「20代です。似たような研究をしているんですが、見せてくれませんか。」

・どうにも分からない分野があるときは、大学の先生にメールを出します。全然知らない大学の先生でもネットで連絡先を調べて聞きます。「○○大学の学生ですが、どうしても分からないことがあるので教えてください。」

こんな具合です。全部、メールで送りました。すると、大抵の場合は、頼み事が叶います。中には、1ヶ月くらいしてから返信があったものもありました。社内でしっかり検討してくれたんだと思います。

もちろん、頼んだ後はお礼も忘れません。本が届いたら、必ず一報入れます。お願いのメールを書く時も、ちゃんと努力をしてそれでもどうしても分からない、というところを見せます。

小学生のときに「一生のお願い!」って言ってる人がいましたが、あれ意外と効果あるんだなって思いました。一生は言い過ぎだと思いますけど。

ダメもとでも、分からないことでも、聞くこと・教えてほしいとお願いすることには絶大な力があると思います。

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カテゴリー: 営業

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