物事はいつもシンプルだ

以前、プロとはその分野であらゆる失敗を経験し、どうやったら上手くいくかを知っている存在だと書いた。

これはマジだ。プロほど物事をシンプルに説明できる。

例えば技術の極地とは要するに、『誰かができているなら俺にもできる』であるし、誰も出来ないものが新技術である。新技術は出来た瞬間から新技術ではない。

NTTとは土地貸し会社である。つまり競合は不動産会社である。Ciscoや研究所が作った通信設備を使う側なので、本質は通信業ではない。

電力会社も要するに大地主だ。あれは三菱重工や川崎重工が作った電力設備を使ってオペレーションを回す部隊だ。だから本質は不動産会社だ。発電所は数人で動く。

経営とは永続だ。

事業とは怒りである。

株主とは、物事をあるべき状態にする力だ。新しい情報が入る前からそれを織り込む能力のことである。情報が入って下がりすぎたものを元に戻す。上がりすぎなら下に戻す。これは予言じゃない。身近に材料が落ちているんだから。


海外旅行に行きまくってる人が言っていたが、海外旅行とは要するに『パスポート取っちゃえばどこでも行けるんすよ』ということらしい。

プロの話はいつも明快単純。


追記(2023.11.03)

株主はある意味では「リソースを配分する者」である。人間の村が上手く回るように、必要なところに必要なだけリソースを配分する。これでより村が潤う。

どうであれ「町で一番の医者なり、パン焼き名人なり…あるいは街で10番のパン屋でも良いが…であれば必ず報われる」のだ。

そして、成長とは要するに個人レベルで、昨日まで出来なかったことが出来るようになることだ。これが成長の本質なのだ。

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カテゴリー: 経営

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