資本主義の本質は期待値である
資本主義とは期待値を上げるゲームである。一言で言えばガチャだ。
構成要素は2つある。
・当たり確率を上げる作業
・試行回数
だ。
貧乏人は成功に必要なことを「人脈」「狡猾さ、ズル」「初期資本」だと考えているが、金持ちは「努力」「学歴、資格」「起業家精神、勇気」だと考えている。
武器を磨け
成功とはぶっちゃけ言うと運なのだが、引きの強さは補正可能だ。
例えば、「成功者は偶然権力者の目に止まった」なんてことはありえない。煌めく才能や人として認められる器量を身につけていたからこそ、たまたま時代の流れの中心に必要とされたのだと思う。渋沢栄一なんかは特にね。
自身が無能で人脈を切り売りするようなやつは必要ない。なぜなら、そいつを登用しても何の役にも立たないから。人を「知っている」だけでは他者と何も差異がない。権力者を知っているから何?って話。
時代を変えていくためには、思い切り尖った能力がないとダメだ。
豊田佐吉は、特許制度が導入されるという時代の変化を読んだ。渋沢栄一は明治維新のタイミングで一橋家家臣に推挙されて徳川慶喜へと士官した。
大成功するかどうかは運だ。だけど、あいつはすごいと一目置かれるような才能さえあれば、時代の変化の中心に勧めてもらうことができる。
だからこそ、実はまぐれの成功もあるのだけれど、まぐれじゃない成功もあるってこと。教育というのは期待値を大きく上げてくれる。
人のご縁なんてのは、目の前の人に認めてもらえて初めて生まれるものだ。だから、次の仕事がどうとか考えても意味がない。
見ている人だけが見ていればいい。